借金や金銭問題で離婚した妻(夫)と再びヨリを戻したい時、相手へのアプローチの仕方、そして自分自身の考えを改めるなどの対策が必要です。
今回は、借金、お金の価値観などの相違で離婚した夫婦の復縁方法をまとめてみました。
自分の借金で離婚になった人からの立場。そして相手の借金が原因で離婚したけど、復縁を考えている人の立場。それぞれから考えてみます。
ケース1・自分の借金で離婚した人の場合
たぶん難しいです。
状況はかなり不利で、ほとんどの場合、あなたからの復縁希望は受け入れられないでしょう。
結婚という人生最大の決断をし、さらには多くの方を巻き込んで、「二人力を合わせて頑張る」と約束したにも関わらずの離婚なのですから、それは、当然難しい。
本来なら「復縁は諦めてください」というのが、一般的な回答かもしれません。
ただ、それでも、相手のことが忘れられない、もう二度と借金をしない、家族を苦しめないという覚悟があるなら、次の方法で、復縁のアプローチをしてみましょう。
ただし、成功率は1%、いや0.01%ほどしかないかもしれません。それを承知の上で、努力してくださいね。
なぜそこまでこの復縁が難しいかと口すっぱく言うのが、それは、あなたにたくさんの欠点と、復縁を阻む壁が立ちはだかっているからです。
信頼がない
あなたは、離婚するまでに何度も、パートナーに借金やお金の価値観、使い方について、口うるさく指摘を受けていたはず。
それを一向に聞こうとしなかった?それとも聞いたフリをして「借金はしてない」と嘘をついたことはありませんか?
そんなあなたを再び信頼するとは思えませんし、「もう改心したから信頼して」と言われても、すぐに「ハイ」と答えることは出来ませんよね。
復縁したい元妻(元夫)からの信頼を回復するには、以前とは違うあなたの「今」を見てもらうほかありません。
離婚後、努力して借金を完済し、今では、家族を支えられるような貯金もある、安定した収入源(仕事)も確保しているし、将来も安泰だなど、信頼を回復できるような自分作りに励んでください。
復縁を口にする前に、まずは、復縁に値する自分であるかどうかをもう一度確認しましょう。
借金の可能性がぬぐえない
借金癖は簡単には治らない、それが世間一般のイメージです。
特に、ギャンブル、浪費、遊ぶ金などの、自分の欲求を満たすためだけの借金癖は、たちが悪く、一生つきまとうかもしれないと思い込んでいる方が多いのも事実です。
現段階で借金を完済であっても、2年後、5年後、10年後、再び借金をする可能性は、ゼロではありませんよね。
夫婦とは、この先の長い人生をずっと一緒にチカラをあわせて生きていかなければいけません。
パートナーに借金癖があれば、その人生は苦労と地獄だけで、明るい将来をイメージすることなんて・・・不可能です。
そのイメージを払拭するくらいの変化が必要です。
例えば、5年後にマイホームを建てよう、そのために毎月こつこつと貯金をしよう、50歳になったら世界一周旅行でも楽しみたいな、そのために今から計画を立てよう、老後は、海外にでも移住しないか、そのためのプランを今から二人で考えようなど、借金以外の共通の目標を立てるのがおススメ。
ただ、その目標は単なる「夢」であってはいけません。
その夢を実現させるためには、仕事を頑張り、節約して、コツコツと貯蓄をスタートさせなければいけません。
借金している場合ではないのです。
育児に悪い
借金癖のある方は、今一番何が必要で、何を優先にすべきかの判断が出来ません。
夫婦に子供がいる場合は、特に判断の違いは、夫婦の危機を招きます。
例えば、子供の誕生日くらいは贅沢に祝いたい妻と、その予算を夫が以前から欲しがっていたスマホ購入費用に充ててしまったというケース。
さらに子供の将来を考えて、今からコツコツと貯金を増やしたい妻と、借金をしてまで飲み会、遊び、趣味にお金を使ってしまう夫。
子供のことを最優先に考える親にとっては、もう一方の親は、排除すべきものだと判断されます。
借金癖のある方のほとんどが、今何が一番大事で優先すべき問題なのかを、考えることができず、自分の欲求を満たすことだけを優先にする傾向にあるので、復縁前には、自制心を養う事も必要です。
これらの問題点をすべて改善しなければ、借金をしたあなたからの復縁は実現不可能です。
ケース2・相手の借金で離婚した人の場合
夫(妻)の借金が原因で離婚したけど、もう一度やり直そうと、思っている方は、次のことに注意してください。
また、借金癖は、そんな簡単には治りません。
それを覚悟の上で、復縁を考えてくださいね。
現、借金の有無
離婚時にあった借金が現在どうなっているかをしっかり確認しましょう。
以前と変わらず借金が残っている、もしくは、以前よりも増えている、という場合の復縁はおススメしません。
元夫(妻)は、借金返済が難しくなった為に復縁したがっているのかもしれません。
それでは、また離婚以前の苦しい生活を強いられることになります。
返済をどうしたか
もしも「完済」したことが明らかになっても、安心してはいけません。
借金をどんな方法で返済したのかを詳しく調べてください。
元夫(妻)が自分ひとりの力で完済したなら、本気度が伺えますよね。
しかし、親から借りた、友達から借りた、別の金融会社から借りて返済した、というなら話は別です。
これでは、本当の意味での「借金完済」ではありませんし、元夫(妻)が改心したとは到底考えにくい状況です。
復縁しても、再び借金する可能性が極めて高いと判断できます。
生活スタイルは改善したか
借金癖のある方は、浪費癖が一般的。
借金を返せても、その原因となる浪費癖が改善されていなければ、また借金は繰り返されます。
離婚以前と今の生活がどのくらい変わったか、まじめに働き、まっとうな生活をしているか、などを詳しく確認しましょう。
以上、借金問題で離婚した夫婦がもう一度ヨリを戻したい場合の、それぞれの立場からの注意点等を紹介しました。
書類上、夫婦になってしまうと、夫の借金、妻の借金と区別することが難しく、連帯責任として返済義務を負わされる可能性があります。
また夫婦だけでなく、その子供にまで借金トラブルが重くのしかかる事もあるので、借金問題で一度痛い目にあっている方、大切なパートナーに苦しい思いをさせてしまった人は、10年、20年後のことまでちゃんと考えて、復縁するようにしましょう。
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